模様(ピンクと緑)
インド(ルンビニ・ナーランダ・ブッダガヤ・バナーラシ・クシーナガラ)

世界遺産The world heritage     

■正式国名 : インド共和国  面積 3,287,263Km2 
          25の州および中央政府に管理された7つのユニオン領地の連邦
■人 口   : 約10億2702万人以上(実際はは15億人?)
■識字率   : 65.4%
■民族構成 : インドーアーリア系 72%、ドラビダ系25%、モンゴル系その他 3%
■宗 教   : ヒンドゥー教(82.7%)、イスラム教(11.2%)、キリスト教(2.6%)、シーク教(1.9%)、仏教(0.7%)、ジャイナ教(0.5%)、ゾロアスター教等
■言 語   : 連邦公用語はヒンディ語
■首  都  : ニューデリー(New Delhi)   (オールドデリーは現地人と一緒に行くこと)
■特産物   : マンゴー(私はこのマンゴーとチャイで飢えををしのぎました)
■インドのイメージ「暑い国」「ターバン巻いた人達」「笛を吹くコブラ使い」停電が多い」「毎日、カレー味」「不思議な国」「貧富の格差大」

釈尊の聖地を巡礼  仏陀遺跡     

 インドと言えば釈尊の国で、仏教が誕生した所である。

しかし、その仏教遺跡がインドのどこにも見られるとはかぎらない。

                 

 ほとんどはヒンズー教の女神やシバ神そのもののリンガがほとんどである。

釈尊(ブッダ)がたどった仏跡巡礼地は、「四大聖地」としてルンビニ(生誕地)・ブッダガヤ(成道の地)・

サールナート(初転法輪の地)・クシーナガラ(涅槃の地)がある。

 また、これにラージギル(王舎城の竹林精舎)・ヴァイシャリー(広厳城)・シュラーバスティー(舎衛城の祇園精舎)・

サンカーシャを加えた「八大仏跡地」がある。

私は,このおもな仏跡地を、このほど一人で巡ってきた。以下は、その記録である。


ルンビニ

 お釈迦さんが生まれた「ルンビニ園」は、現在チベットになっていてマーヤ堂の中に、右手を天井に上げ、

左手を天下に挿した「太子の像」が保存されている。

お釈迦さんが生まれたルンビニ園の太子の像


祇園精舎
同志社大学(京田辺校地)学生専用
デサイナーズマンション
「スカイハイツ三山木」

・サイバー見学
周辺地図

光ネット無料
YouTube  
@建物概要 Bセパレート
C家主・管理人  
期間限定キャンペーン中! 

 祇園精舎跡は、現在レンガ積みの遺跡があるだけで建物などは
何も残っておらず、日本人が建てた「祇園精舎の鐘」があり、また
関西大学の網干教授が発掘した沐浴場井戸が発掘されている。

このほか、中国寺院の一角に瞑想場として「三味堂」が設置されている。

ルンビニ・祇園精舎の鐘(日本人が寄進)


ナーランダ

 ナーランダ大学跡は、紀元前から仏教研究の場所として栄えたところであるが、12世紀に

イスラム軍団により廃墟となった。

 ここは密教が盛んな所で降三世明王や不動明王などの像が保存されている。

ナーランダ大学跡


ブッダガヤ

 ブッダガヤは、大変交通の不便な場所にあり、日本から2日かかる。

ここは、インドの中で一番仏教そのものが残っている場所である。

ここには、日本妙法寺や大きな大仏があり、また日本語が通じる所でもある。

大菩提寺本堂の裏には、釈尊降魔成道の「金剛宝座」がある。

この金剛宝座横には,紀元前一世紀の仏足石があり、また金剛菩提樹の大木が繁っている。

現在これらの建物が残っているのは,イスラム軍団がこの地を滅ぼす前に、

土を盛って小高い丘として埋めたため残った。

 その後、最近になって発掘されたもので、当時の人達の仏教に対する思いが、

これら仏教遺跡を見るとき私の心に伝わって来る。

ブッダガヤの大塔前にて

ブッダガヤ大菩提寺本堂の裏にある金剛宝座
特別に中に入れてもらって撮影出来た。

ブッダの仏足石(拓本)

ブッダガヤのホテル売店にて(数珠専門店)

ブッダガヤの大仏

 ブッダがスジャータ村の娘から乳粥の供養をうけた場所は,ブッダガヤ近くにあり、

そこにはその姿を描いた像が地元の人達により保存されている。

ブッダが乳粥の供養をうけたスジャータ村

 

ブッダガヤ・大塔前の夕景


バナーラシ

 バナーラシーは、ガンジス川の沐浴場で有名ですが、ここはヒンズー教の聖地で、

仏教そのもは見られない。

特に火葬が行われているマニカルニカ・ガード付近は、何故か殺気立っていて、

我々日本人が近ずくには大変危険な場所である。

このバナーラシーは、最近色々トラブルが発生しているようで、路上には,銃をかまえた警察官が

多数待機している。また大通りには、リキシャや三輪オートバイが行きかい、

ガンジス川沿いの沐浴場やガートには、チップを目的の臨時のガイドが次々に声をかけて来るので

ゆっくりと見学することが出来ない。

バナーラシーの沐浴(ガンジス川)


クシーナガラ

 クシーナガラの大涅槃寺にある釈迦の「涅槃像」は、5世紀のもので、

1876年に河床から発掘されたものである。

ここは釈尊が涅槃に入った場所である。

クシーナガラの涅槃像(大涅槃寺)




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 発行者:小泉芳孝(日本民俗学・郷土史家) kyoto japan
   「竹取物語研究」竹取の翁・かぐや姫 から発信しています。 

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